10年

一昨日の夜中はいくつかのテレビ局で震災の特番が放送されていた。
布団に潜り込みながらながめていると、生々しく記憶が蘇る。
当日の朝、実はあんなにも凄いことになっているとは思いもしなかった。
本棚の下敷きになったものの、部屋を変えて寝ていたぐらい。
いつもの時間に起きあがりテレビを付け、はじめて自分ののん気さに驚いた。
あれから10年。
平穏な朝が迎えられたのが、何よりも幸せかもしれない。
テレビは復興で活力を戻す街の様子を映す一方、
元に戻らない下町の人間模様も映し出していた。
長い時間をかけ少しずつ積み重なって出来上がったものが一旦壊れると、
なんて傷跡が深いのだろうと、思い知らされる。
何気なく過ごす日常を守ることが、一番難しいのかもしれない。

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