減って行く鉄細工に寂しい気がします。

Iron work

昨日は午前中に完成間近のモデルハウスの現場へ行き、その帰り、工務店の社長さんに途中まで送ってもらい、平野商店街付近から神戸駅まで歩いてみました。道沿いに長く連なるアーケードの風景が、幾度か車で通り気になっていたからです。

商店街の真ん中あたりは、どこにでも見られるような鉄製のアーケードが掛かっています。個人的に惹かれていたのはそれではなく、東西に伸びる商店街から少しはずれた辺りで古いアーケードが残っている街の様子でした。中心から繋がっていたのか、個々で取付けられたものなのかまでは分かりませんが、昭和モダンとも言えそうな、レトロな商店や住宅と共に幾らか残っています。そんなアーケードを見上げながら散歩気分で歩いてみました。

通りを歩いて気になるのは、個人的な趣味かもしれませんが古く残っている鉄細工です。ピーカン事務所の窓にも、昔風の鉄の窓格子が取り付いていますが、同じ様な、むしろもっと手の込んだ鉄の細工も見られます。今はガレージ屋根もほとんどアルミの既製品で、スッキリしている様にも見えますが味気のないものばかり。今の駅舎も、古い駅舎で見られる様なレール材をつかった職人技のようは鉄細工はほとんど見られなくなってしまいました。寂しい気がします。

アンティークを押し出したアイアンワークのDMメールが時たま届きますが、正直言ってほとんど直ぐにゴミ箱行き。古い時代に見られる様なちょっとした創意工夫の良さでは無く、押し付けがましく感じてしまいます。そうした物とは違い、ちょっと古い街並を歩いてみれば見られる、町工場の職人さんの心意気のような細工物には心惹かれてしまうのです。人のぬくもりを感じる良さがありました。今こうした細工をお願いすればむしろ高価なものになってしまうのでしょう。それが以前はどこにでも見られた訳です。こうした手作りな鉄細工も街の風景に溶け込み、個性的な街並を形成する一環になっていたと思うのですが、経済性だけで既製品に置き換えられ無個性な街並になってしまうのは、デザインの良し悪しではなく如何なものかと良く思います。

Iron workIron workIron workIron workIron work

Related posts

コメントを残す