混沌な文化

少し前、以前務めていた事務所の親分から一通の手紙が届いていた。
ルーマニア国立放送交響楽団ナショナル・ラジオ・オーケストラの案内が同封されていた。
ルーマニアにケアセンター設立のためのチャリティコンサートで、親分は一役協力しているらしい。
愛・地球博参加記念行事「ルーマニア・フェスティバル2005」の一環でもあるようだ。
と言う訳で、半ば強制された心持ちでチケットを買い、本日夕刻に駆け込みでシンフォニーホールに入った。
メンデルスゾーンやブラームスなど聞き覚えのある曲目だったから、
心配をよそに、クラシック音痴の僕にも飽きずに楽しめた。
久しぶりにフルオーケストラの壮大な交響曲に、時間を忘れて音楽に浸れた感じです。
ただビクターが協賛しているから?なのか、若い演歌歌手が中盤に出演する、
なんだか妙なコンサートでもあった。なんで、演歌歌手なんだろうか。
オーケストラをバックに、クラッシックのホールでマイクを持つ立ち姿は、
彼には悪いがしっくりこない。紅白歌合戦の収録の様にも思える。
帰り道、クラッシックを聞きに来たハズなのに前を歩く女性たちは、
彼のファンクラブらしき話で盛り上がっていた。
文化を差別する訳では無いが、首をかしげてしまう。
そんな事を思いながらも、腹が減ったので中華屋に入って五目ラーメンを食べた。
何を隠そう昼も中華だった。
人の事は言えないかもしれない。

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