肌寒い晴天の中

Muneage05

このところ設計事務所なるものが世間を騒がせているが、
報道の様子を見ていると、物事の正しさを伝えるのはナント難しいものだろうと感じる。
もちろん道理にあった見識ある発言をする方もいるが、
テレビに映る専門外のアナウンサーやコメンテーターの言葉を世の人が鵜呑みにしてしまうと、
あまりにも実情とかけ離れた風評が飛び交うに違いない。
法律を守る事はもちろん、それ以上に手を掛け良い建物を造ろうとしている多くの建築従事者にとって、
この事件の成り行きは気が気でない。
もしこれにより一律的な縛りが新たに出来てしまっても、全てを正しくするものではない。
誰もが分かっている事なのに、そうする事でしか安心感を掴めなくなる。
日本の社会全体をも含め、報道で流れる以上にもっと複雑で未成熟な建築業界の歪みが、
今回の事件に顕著に現れた。
たまたま多少の知識を持って、この事件を眺めていると嫌でもいろいろ感じてしまう。
別な専門職による事件や事故による報道なら、
その方面の専門家にとっては同じような心境になるのだろうな。
と、ふと思った。

決して無縁でいられないこの事件を背中に感じつついる今日この頃だが、
なにはともあれ、肌寒い晴天の中棟上げ式を迎えた。
幣串を高らかに掲げ、これからの工事の無事を願う。
施主さんの心こもるもてなしに感謝し、現場を去った。

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Comments 0

  1. hifumiyo 20051129

    連日、設計事務所、設計事務所と連呼されると、なんだか嫌になります。
    既に筋書きがあるかのような、事の成り行きもなんだか気に入りません。
    腑に落ちない、気持ちの悪い後味だけが残るような気がしますね。
    PS:WESTいけました?良かったです。ひと安心しました。

  2. 竹田憲司 20051128

    でかい物件は、大変ですよね、ああいうことがあると。
    構造計算、ステラジアンさんに頼めばよかったのにぃ。
    しかし、例の構造計算した設計家の事務所、恐ろしくお粗末でしたね。窓ガラス段ボールで塞いでるし、外灯は壊れてるし。よくあんなとこに、大きい仕事が回るもんだと、思いました。
    PS:WEST交換完了です。お手数でした。

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