足りなかった時間「ユナイテッド93」

足りなかった時間とは上映時間の事ではありません。
日曜日に「ユナイテッド93」という映画を観ました。
ご存知の方も多いと思いますが、
9.11にハイジャックされた旅客機のひとつを舞台にした映画です。
映画で真実のすべてを描き出すことは不可能ですが、
監督は被害者の家族とのインタビューを元に、
そうであったかも知れない時間を描き出しています。
リアルな映像を目にしたのは決して遠い昔ではありません。
当日のテレビから流れる映像を通して誰もが目を疑ったその瞬間が、
まざまざと浮かび上がって来ます。
映画の批評や正当性は賛否が分かれるものでしょうが、
遺族のほとんどが映画化を承諾した事実が、
少なくともこの映画を見ておくべき価値の様な気がします。
もちろん娯楽の脚色も英雄談の脚色もありません。
最後の結果を知りながら淡々と且つ刻一刻と時間が過ぎ、
見終わると足りなかった時間を感じました。

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