藤井厚二「聴竹居」を訪問しました。

「住まうの座」でお世話になった紡ぎ家さんの計らいで、藤井厚二「聴竹居」を訪問しました。建築関連では人気の見学スポットの一つで、今まで二度ほど見学会に申込しながら抽選モレで行けずまま、ようやく機会を頂いた感じです。先日の大山崎山荘美術館とは程近く。樹木に囲われ暑い夏の最中にも涼を感じる自然豊かな環境の地にあります。

「聴竹居」は環境共生住宅の原点と言われ、環境工学を専門とした藤井厚二の自邸の「ひとつ」になるそうです。実家は造り酒屋のお金持ちで自邸を繰り返し作っていると聞き、なんとま羨ましいばかりですが、光や風を存分に取り入れ「夏が過ごしやすい」住まいを目指し、当時のモダンな住宅の実践を試みた建築家の実験住宅だったと言っても良さそうです。

だからでしょうか、勉強不足で詳細について下調べ無くこれまで感覚的な造形を勝手に期待していたのですが、実際に観た「聴竹居」は、むしろ理論的な住宅のひな形を観るような空気が漂い、そうした期待に対する感動はむしろ少なかったのが正直なところです。逆に積極的に電化も行いながら環境工学と時代の先端を進む意欲こそが造形にも現れ、その想いが漂う空気を読み取る事こそが「聴竹居」の見所であった気がします。その面からの覆されたイメージの部分は十分に楽しく拝見し、設計者としての立ち位置を学ぶべき印象を受け、また考えさせられもしました。

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Comments 2

  1. 雨宮 外史子 20110724

    庄司 洋様
    今日は見学会とお昼ご飯にご一緒させていただきまして、とても楽しい時間でした。
    お名刺頂戴しましたのに、こちらは持ち合わせがなく大変失礼いたしました。
    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
    聴竹居、本当に素敵なたたずまいでした。今日はやや涼しかったこともありますが、自然の風があんなに心地良かったのを久しぶりに味わいました。
    秋の景色もぜひ訪ねてみたいと思っています。
    それでは取り急ぎごあいさつまで、失礼いたします。
    雨宮外史子

    • shoji 20110725

      雨宮様
      コメントありがとうございます。
      省エネやエコが、震災をきっかけにどことなく義務感になってきた世相が気になります。本来そうでなく、無理無く気持ちよく過ごせればそれで十分なのでしょうが、人の欲がなかなかそうはさせません。
      それはそれで人の活力だから否定するつもりもありませんが、聴竹居のあり様は今時点もひとつの参考になることはきっと間違いありませんね。
      こちらこそ面白いお話をたくさん伺えて、楽しいひと時となりました。
      今後ともよろしくお願いいたします。
      庄司

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