築80年

GARASU

築80年経った住宅にお邪魔した。
古い佇まいに、なんとも言えぬ懐かしい感じがする。
今の時代に不便なことは多いと思うが、大事に使われてきた様子に、
家族がその家を愛しながら生活をしてきた気配がある。
家人が増えるにつれ増築もしているので、思わぬところに階段があったり、
隠れ部屋と楽しげに言えてしまう、離れもある。
ちょっとした迷路のよう。
小さな中庭に面した吐き出し窓にはまる波打つ型ガラスは、建設当初からのものだそうだ。
薄いガラスが一枚も割れずに残っていた。
飼い猫の通り道に一年通して半開きにしているそうだから、
やさしい家族にとって、その廊下は季節感満点かもしれない。
利便性や実用性からは対極な様子だけど、家と家族の繋がりを感じる。
改めて住まいとは何だろうと考えさせられた。

申し訳ありません。写真は事務所の玄関引き戸です。
当事務所もそれなりに季節感満点?です。

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