美味しそうな板チョコになった地面を見て。

久しぶりの投稿です。写真の方も少し前。軸組模型を作って頂いていた住宅の現場の様子です。今頃は基礎配筋に取り掛かって近い内に配筋検査になりますが、写真はその手前、地業の様子を拝見しに行ったときのものです。

写真からも分る様にとても丁寧に作業して頂いています。基礎はコンクリートで覆われてしまえば、その出来不出来がどうだったか全く分らないものですし、配筋検査の時に伺っていても組まれた鉄筋の下にあるこの美しい板チョコ台地の様子は想像出来なかった気がします。きっと複雑に絡んだ鉄筋の状態にばかり目が行ってしまい、その下の様子にまで気が廻らないでいたと思います。基礎の様子を理解しておく事は当たり前のように思われそうですが、それに気がつくにはひとつひとつの仕事の流れをきっちり理解していないと、間違いなく通り過ぎてしまいます。鉄筋の身元やらコンクリートの強度やら事務的な監理も大切ですが、さかのぼって「仕事」を見る監理も大事な事。

この工程の時期に現場に赴く事は正直少ないのですが、たまたまのこの機会は、ひとつひとつ立ち返って現場を見る監理への反省材料になりました。どことなく清々しい気さえしました。

軸組模型を作っていただきました

先日に砕石パイルの地業が終わった物件で、工務店の親方から軸組模型ができたので構造の打ち合わせをしましょうと連絡が入り、本日は工務店さんの事務所へ伺いました。

どど〜んと30分の1模型。なかなか迫力があります。模型の制作はこの物件を担当される大工さんご本人。どんな建物になるか理解してやるとやらないでは間違いなく違うと親方の方針で作られた模型は、担当の棟梁だけでなく手伝う他の大工さんにも指示もしやすく作業がしやすい、問題があれば解決の方法も見えやすくなります。現物ができてしまうとその場の迫力に押されて見逃してしまうことも、こうして模型を目の前にすると、この建物はこれが弱点だなこうした方が強くなるよ。と具体的な様子がイメージされ話になって出てくるのだと実感します。

それにしてもやはり大工さんの模型です。プラモデル世代だからやり始めるとはまりました。と話す大工さんの作った模型は、部材のサイズも図面の通りに作っていただいています。なので、自分で描いて幾度も見直していたつもりでも間違ったままのところを発見してしまったり、恥ずかしいばかりですが、自分自身も改めて建物のイメージがしやすくなりました。どうしようか迷っていたところも、やっぱりこうしてくださいと、お願いして今日のところは終了。

しばらく寒さが続くので、もう少し暖かくなってから基礎工事に入り春先に棟上げの予定です。

砕石パイル地盤改良

年末に地鎮祭を済ませた物件がスタート。まずは地盤改良から。

今回は砕石パイルという地盤改良の工法を採用して進めています。 実は工務店さんからの提案で初めて知りました。一般的に住宅に使われる主流の改良工法は、柱状改良と言われるセメントと土を練り混ぜた柱を地面の中にこさえる工法ですが、この砕石パイルではセメントなどを使わず(分かりやすく言えば)砂利を詰め込むだけの工法です。ただ詰め込むと言っても、それなりに開発された認定工法なのでちゃんとした計算の元に進めています。
と言っても、工事の方には申し訳ありませんが、現場で立ち会って見ていると詰め込んでいるだけに見えちゃいます。

この工法のメリットはセメントを使いませんので、環境に優しい。石を詰め込んでいるだけなので、余剰分は土と一緒に処分できます。開発元さんのHPによれば液状化にも強い。構築物とならないので、土地の資産価値を落とさずに済むらしいです。条件にも寄りますが、柱状改良と金額的にはそれほど大差はない。(詳しくは下記リンク先へ)
メリットばかりなようにも思えますが、あまり知られた工法でもないのでどことなく不安もありましたが、こうして工事の様子を見ていると採用して良かったように思えます。

ちらちらと雪が舞った中、工事は進みました。1.5〜1.7Mほどの浅めな改良ですが、約40本ほど設置するのに2日半ほどの工事となります。初めて見る工事についつい現場に長居してしまいました。