M's PENTHOUSE

独立する直前に、友人から増築の設計依頼を頂きました。 それから約1年と数カ月、無事完成し私の処女作となりました。(ちょっと気恥ずかしいですが)
鉄骨2階建ての陸屋根の全面に、木造の増築部を載せた形になっています。 木造部の柱の位置を既存鉄骨の柱や梁位置に出来るだけ合わせ、無理な荷重を掛けない様に配慮しています。 従って、ある程度拘束された柱の位置がこの計画の特徴の一つにもなりました。
また、もともとの物干し場であった屋上をサンルームとして道路側へ、縁側のように内外の曖昧な場所になるよう配置しています。 出来る限り広く確保した居間とつながり、子供たちにとっては格好の遊び場となりました。

友人の厚意で完成写真を公開させて頂けました。 また、施工にあたった中谷工務店様ならびに各業者の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

 

01「 外観 」
2階から上の青緑色に見えている部分が、増築部分になっています。鉄骨2階建の屋上部分に、荷重の負担を少なくするため木造で建てました。

 

02「 階段 」
工事の最後あたりで、屋上の床を抜いて2階と増築した3階を繋げました。正面は小さいですが、納戸になっています。

 

03「 天井 」
屋根を段違いに掛け、その段差を利用したハイサイドライトです。青白く見えますが、照明では無く、屋根の色を反射した自然光が不思議な雰囲気を醸しだしました。

 

04「 サンルーム 」
もともと屋上に洗濯物を干していた経緯もあり、一部をサンルームとし物干用スペースにしました。 全面トップライトになっているので、季節を感じる縁側のような場所です。半屋外的な雰囲気を出すために内装にフレキシブルボードを使いました。

 

05「 リビング 」
奥の和室からリビングを見返したところです。柱のポジションは、既存の鉄骨梁がある付近を狙って配置しています。

 

06「 サンルームとリビング 」
実際には写真ほどに、サンルームとリビングの色は違って見えません。緩やかに回遊できるような計画になっています。

 

07「 階段室からダイニング 」
ダイニングテーブルの奥はキッチンになっています。柱は桧、梁は米松、間仕切の枠や家具は南洋桜。 構造とそれ以外を分けた表現をしています。

 

08「 階段室からリビング 」
平面はシンプルですが、構造と間取りを分けた計画なので、複雑な表情を見る事も出来ます。

 

09「 柱と梁 」
梁を順に載せかけたような組み方にする事で、木造でこそのダイナミックな表情を見せようと試みました。

 

10「 リビングから和室 」
和室は施主の寝室。和室の右横には子供室があります。和室まで天井が続く様子を見せるか悩みましたが、やはり落ち着かないので区切る事にしました。和室の天井はリビングよりも少し下がっています。

 

11「 和室 」
和室は落ち着いた感じにしたいと思い、地窓にしました。クローゼットの様に見える家具は、実は奥行きの深い布団入れです。

 

12「 夜景外観 」
お向かいのビルにお願いして撮らせて頂きました。左の開口から見える格子が和室の障子です。

 



完成年月:1998年

 

【掲載等】 

 

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